社協で紛失の4万円、事務局長が補填 「問題になるとまずい」

 横浜市社会福祉協議会は13日、中区社協で現金4万円を紛失し、60代の男性事務局長が補填(ほてん)していた、と発表した。現金は見つかっておらず、警察に被害届を提出することを検討しているという。

 市社協によると、経理担当者が2月1日、ファスナー付きのプラスチックバッグに5万円を入れ、金庫で保管。13日に別の職員が1万円しか残っていないことに気付き、事務局長に相談。事務局長は翌日、見つかったとして経理担当者に4万円を渡した。

 市社協の聞き取り調査に対し、事務局長は補填を認め、「問題になるとまずいと思った」と説明したという。

 中区社協では3、4年前から、職員の現金が数回にわたって紛失していたことも判明。市社協は、現金の取り扱いや職員の貴重品の管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。

© 株式会社神奈川新聞社