バンディ好投 オリオールズがアスレチックスを撃破

【アスレチックス3-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズは先発のディラン・バンディが6回8奪三振2失点の好投を見せ、日本時間8月5日のレンジャーズ戦以来となるクオリティ・スタートを記録。打線もアスレチックス先発のブレット・アンダーソンから4回までに4点を奪ってバンディを援護し、本拠地でのアスレチックス3連戦の被スイープを回避した。初回にティム・ベッカムのタイムリーで2点を先制したオリオールズは、1点リードで迎えた4回裏にジョン・アンドレオーリとブレイビック・バレーラのタイムリーで2点を追加。1点差に迫られた直後の8回裏にはジェイス・ピーターソンのタイムリー二塁打でアスレチックスを突き放した。好投したバンディは今季8勝目(14敗)をマーク。敗れたアスレチックスは連勝が6でストップした。

前回登板でキャリアワーストの5四球を与えたバンディは、スライダーを軸に自身のピッチングを立て直し、6回90球を投げて被安打6、奪三振8、無四球、失点2という安定したピッチングを披露した。「いつもとは大きく違ったよ」と自身の投球を振り返ったバンディ。7月は防御率8.38、8月は防御率9.24と散々なピッチングが続いていたが、「自分を信じて正しいボールを投げることができた。これが一番大きかったんじゃないかな」とメンタル面での変化を好投の最大の要因に挙げた。自己最多の13勝をマークした昨季から一転、今季は28先発で8勝14敗、防御率5.48と苦しいシーズンとなっているが、この試合での好投は復調のきっかけとなりそうだ。

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