ホンダ田辺TD「トラブルフリーで走行できたが、パッケージ全体のパフォーマンスはまだ満足できる状態ではない」:F1シンガポールGP金曜

 2018年F1シンガポールGPの金曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=16番手/2=18番手、ブレンドン・ハートレーはフリー走行1=17番手/2=17番手だった。

 FP1ではふたりともセッションを通してウルトラソフトタイヤで走行してマシンのセッティングを進め、ガスリーが1分43秒240、ハートレーが1分43秒485をマークした。

 FP2では前半はウルトラソフトタイヤでの走行を行い、ガスリーが1分42秒937、ハートレーが1分43秒262と、FP1のベストタイムを更新。その後、ハイパーソフトタイヤで予選シミュレーションに取り掛かり、ハートレーが1分41秒542、ガスリーが1分41秒615と、それぞれこの日の自己ベストタイムをマークした。その後、ハイパーソフトでロングランを行い、ハートレーが合計38周、ガスリーは36周を走行し、車体、パワーユニット/エンジン面ともにプログラムを順調に消化した。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
 今日はシャシーと空力担当者がさまざまなセッティングを試すなか、セッション3時間をトラブルフリーで過ごすことができました。ドライバーたちはたくさんの周回を重ねました。ふたりともこのサーキットを走るのが初めてだったため、それは非常に重要なことです。

 また、多くの周回を走ることによって、データをたくさん収集することができたのもよかったです。タイムシートを見れば分かるとおり、セッティングについてはまだ改善の余地が大きいと考えています。今日行ったショートラン、ロングラン両方のデータをこれから分析し、明日の予選に向けて車体と、エネルギーマネジメントも含めたパワーユニットのセットアップの改善を行っていきます。

© 株式会社三栄