「MICE施設」問う住民投票 直接請求へ署名開始

 長崎市がJR長崎駅西側に計画するMICE(コンベンション)施設を含む複合施設を巡り、整備に反対する市民グループは14日、住民投票条例制定を田上富久市長に直接請求するための署名活動を始めた。
 市民グループ代表で社会福祉法人理事長の吉富博久・元市議(73)は市役所前で「民主政治や民主主義を守るため、複合施設整備に賛成の人も反対の人も署名を」と住民投票で民意を示す必要性を呼び掛けた。
 住民投票では、市民グループが主張する複合施設の「建設凍結」の賛否を問う予定。署名活動は10月11日まで。宣伝用の車を使い、市内全域で広報する。

住民投票を市長に直接請求するための署名を集める市民グループ=長崎市役所前

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