高校野球の秋季神奈川県大会で15日、今夏甲子園出場の横浜が12―2の6回コールドで鶴嶺に勝利し、16強入りを決めた。
横浜は1点を追う三回に5連打で3点を奪い逆転。四回にも5安打を固めて3点を追加して突き放すと、そのまま押し切った。3番の1年生度会と4番の主将内海がともに2安打3打点を記録し、打線を引っ張った。
公式戦初先発の1年生左腕松本は、初回にエラーがらみで2点を失ったが、以降は走者を抱えながらも要所を抑え、5回を投げ4安打6奪三振で2失点にまとめた。最速145キロを投げる大型左腕は「緊張はなかったけど、雨で開始が遅れて調整が難しかった。横浜で背番号をもらっている限りは1年生だからなんて言っていられない。もっと期待に応えたい」と振り返った。
平田徹監督は「松本はほとんどデビューに近い中ではありましたが、彼のいいところを出せたと思う」と評価していた。