【卓球】全国の頭脳がナンバーワンを争う 全国国公立卓球大会が豊田で開催

*写真は女子団体8連覇の高知工科大学

<第58回全国国公立大学卓球大会(豊田市) 2018年8月14日~17日>

高知工科大学が男女ともに優勝、新潟大としのぎを削った

男子団体2連覇の高知工科大学写真:全国国公立卓球連盟

8月、全国中学生大会、インターハイなどの全国大会が数多く行われる中、全国の国公立大学が集い、頂点を決める全国国公立大学卓球大会が今年のインターハイの舞台、名古屋・豊田スカイホールにて開催された。まさに全国の頭脳が集う大会とも言えるだろう。

大会は男女シングルス、団体共に新潟大学と高知工科大学の上位進出争いとなり、男子団体では高知工科大学が昨年に引き続き連覇を達成し、女子団体Aも高知工科大学が圧倒的な強さで8連覇を飾った。

男子シングルス優勝の佐藤悠樹(新潟大学)写真:全国国公立卓球連盟

男子シングルスを制した佐藤悠樹は1年生からシングルス準優勝、翌年も準優勝、そして去年、今年は優勝。有終の美を飾り、4年間を締めくくった。女子シングルスでは新潟大学の1年生のルーキー・永目真唯が初優勝を飾った。永目は高知県の名門、明徳義塾高校出身である。

女子シングルス優勝の永目真唯(新潟大学)写真:全国国公立卓球連盟

全国国公立OBOG卓球大会も開催

国公立大学卓球連盟の長内理事長(左)と全国国公立OBOG卓球大会男子一般優勝の神戸大(右)写真:ラリーズ編集部

実は全国国公立卓球大会の裏で、OBOG達の熱い大会が行われていたのだ。

この大会は例年9~11月に首都圏近郊で開催される国公立大学の卓球部のOBOGを対象としており、国公立大学の卓球部のOBOGであれば、老若男女を問わず誰でも参加することができる。また試合終了後には懇親会が開かれ、「昨日の敵は今日の友」と言わんばかり、交流を深めた。

団体戦のみ行われたこの大会では、男子一般、男子シニア共に、東西を代表する国公立の戦いとなり、一般では西の神戸大が、シニアでは東の筑波大が見事優勝を飾った。

一方女子では熾烈な関西対決となり、九大阪大混成チームに軍配が上がり、京大チームは惜しくも準優勝となった。

全国国公立卓球大会 最終結果詳細

男子団体

<優勝>
高知工科大学

<準優勝>
神戸大学

<ベスト4>
新潟大学、愛媛大学

男子シングルス

<優勝>
佐藤悠樹(新潟大学)

<準優勝>
竹中宏旭(高知工科大学)

<ベスト4>
浅沼悠太(新潟大学)、岡本光市(高知工科大学)

男子ダブルス

<優勝>
後藤・力武(高知工科大学)

<準優勝>
石田・佐藤(新潟大学)

<ベスト4>
仲・篠木(高知工科大学)、岡本・山本(高知工科大学)

女子団体A

<優勝>
高知工科大学

<準優勝>
新潟大学

<ベスト4>
大阪大学、神戸大学

女子団体B

<優勝>
筑波大学

<準優勝>
高知県立大学

<ベスト4>
奈良県立大学、大阪教育大学

女子シングルス

<優勝>
永目真唯(新潟大学)

<準優勝>
田巻美帆(新潟大学)

<ベスト4>
福島彩子(高知工科大学)、河渕雅友(高知工科大学)

女子ダブルス

<優勝>
福島礼子・福島彩子(高知工科大学)

<準優勝>
水野・石川(新潟大学)

<ベスト4>
江口・渡邊(高知工科大学) 真門・児玉(高知工科大学)

全国国公立OBOG卓球大会 最終結果詳細

一般団体

<優勝>
神戸大A

<準優勝>
東大A

<ベスト4>
東北大A、名古屋大A

シニア団体

<優勝>
筑波大A

<準優勝>
神戸大A

<ベスト4>
京大A、名古屋大

女子団体

<優勝>
九大阪大混成

<準優勝>
京大A

<3位>
金沢大

文:ラリーズ編集部
写真提供:全国国公立卓球連盟

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