県内ゆかりの元プロ野球選手・山本昌広さんと谷繁元信さんが教える野球教室が15日、川崎市川崎区のカルッツ川崎で開かれ、市内などに住む親子ら約140人が2人の指導を受け、楽しく汗を流した。
日大藤沢高出身で50歳まで投手として現役を続け、通算219勝をマークした山本さんは、ボールの握り方や手の振り方を説明しながら、子どもたちとキャッチボール。「いい投げ方をすると一般の成人でも時速130キロの球が投げられる」とアドバイスした。
横浜ベイスターズのマシンガン打線の一翼を担い、1998年のリーグ優勝と日本一に貢献した谷繁さんは、ティーバッティングを披露。「プロ選手もキャンプで地道な練習をしている」と日々の鍛錬の大切さを説いた。2人は「週末などに親子でキャッチボールをして、気持ちいい汗を流してもらえれば」と呼び掛けた。
同市幸区に住む市立小3年の男児(8)は「投げ方を(山本さんに)褒められ、楽しかった。お父さんともキャッチボールをしたい」と笑顔で話した。
教室は、住友生命保険が創業110周年を記念して、全国110カ所で行っている。