三浦沖にクジラの死骸 海保、船舶に注意喚起

 16日午前11時ごろ、海上保安庁の東京湾海上交通センターから、「クジラの死骸が浮いている」と横須賀海上保安部に連絡があった。

 同保安部によると、死骸が見つかったのは神奈川県三浦市の剱埼灯台から東に約8キロの沖合。同保安部の巡視艇が確認したところ、クジラは体長約4メートルで、あおむけの状態で死んでいたという。

 同保安部などは「船がクジラと衝突すると、故障するなどして安全に航行できなくなる可能性がある」として、付近を航行する船舶に注意喚起している。

 8月には、鎌倉市の由比ケ浜海岸で体長約10メートルのシロナガスクジラの子どもの死骸が見つかっている。

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