気圧の谷に要注意

きょうの実況・予想天気図を見ると、日本付近に先週まで長らく停滞していた前線は消え、日本付近は広く高気圧に覆われます。ただ、スッキリ晴れるかと言えば、そうではありません。高気圧と高気圧の間であったり、等圧線が低圧側から高圧側に出っぱっている部分は、相対的に気圧が低く、俗に気圧の谷と言って、この付近は基本的に良い天気ではありません。
北陸や山陰などの日本海側は、きょうはこの気圧の谷の影響を受けやすく、雨が降ったり止んだりの見込みです。関東も、夕方以降は気圧の谷の影響でにわか雨の可能性があります。日中は30度前後まで気温が上がり、上空に寒気も入るため、大気の状態が不安定になり、雨雲が発達しやすくなる見込みです。三連休の最終日、天気の急変に注意が必要です。

気象予報士・山崎 貴裕

画像について:17日午後9時の予想天気図。

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