発育に合った離乳食を 長崎国際大で講座

 佐世保市ハウステンボス町の長崎国際大で11日、公開講座「家族で学ぶ赤ちゃんの食事」が開かれた。市内や近郊の乳児を持つ母親ら18人が発育に合った離乳食の進め方を学んだ。
 育児の不安や疑問を解消してほしいと、健康管理学部が毎年開いている。
 職員らは、衛生管理の大切さに加え、月齢に合わせた食材のかたさや量を説明。松尾嘉代子准教授は「子どもは大人が思うより、食べにくかったり飲み込みにくかったりする。食感で苦手意識を持たないよう、あんかけにしたりして工夫して」と助言した。
 その後、参加者は離乳食作りを体験。だしの取り方やペースト食といった基礎から、大人も一緒に楽しめるシチューやパンケーキなど、簡単に作ることができるレシピを学んだ。7カ月の子を持つ大和町の中村博美さん(30)は「月齢ごとの食材のかたさ、食べやすいための工夫が分かってよかった」と話した。

離乳食を試食する子ども=佐世保市、長崎国際大

© 株式会社長崎新聞社