きょう敬老の日 いつまでも長生きしてね 「為石Gats(ガッツ)」の子どもたち お年寄りと交流

 「敬老の日」(17日)を前に、長崎市為石地区のレクリエーションクラブ「為石Gats(ガッツ)」の子どもたちが15日、蚊焼町の小規模老人ホーム「和が家・さんわ」を訪れ、お年寄りと交流した。
 同クラブは子どもたちの放課後の居場所づくりを目的に、7月発足。現在、市立為石小の児童10人が加入し、保護者に見守られながら校庭や公民館で遊んだり勉強したりしている。
 施設訪問は初めて。子どもたちは、ホームのスタッフから「手のひらで優しく」とアドバイスを受け、お年寄りの肩を丁寧にマッサージした。井手キクノさん(85)は「気持ちよかった。元気をもらった」と笑顔。武次キヨさん(101)は「長生きの秘訣(ひけつ)は何でも食べること。みんなも何でも食べて大きくなってね」と語り掛けた。
 同日は、同地区の海岸で清掃活動にも取り組んだ。同校5年の田嶋一晴君(10)は「おばあちゃんたちに『ありがとう』と言われてうれしかった。喜んでもらえることを、またしたい」と話した。

お年寄りの肩をマッサージする子どもたち=長崎市、和が家・さんわ

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