【チャンピオンズリーグ】スペインの2強は試練を乗り越えられるか⁉ グループA~B 第1戦プレビュー

気の抜けないグループに入ったアトレティコ・マドリード

9月中旬に入り、ヨーロッパ最高のチームを決める舞台UEFAチャンピオンズリーグが開幕する。過去の類を見ないほど強豪クラブがひしめき合うグループステージとなった2018-19シーズン。決勝トーナメントに進むためには、大会スタートとなる第1戦が重要なカギとなる。

悲願のチャンピオンズリーグ制覇に向けて今夏に効果的な補強を行ったグループAのアトレティコ・マドリードは、初戦はモナコとアウェイで対戦する。直近のリーグ2試合で勝利がなく、複数のケガ人を抱えているアトレティコ。対して毎年多くの若手有望株をビッグクラブに引き抜かれ、今季リーグ戦5試合でわずか1勝のモナコという構図は、お互いに不調から抜け出したい重要な一戦になるだろう。

PSVのファン・ボメル監督は古巣対決となる

今シーズンのチャンピオンズリーグにおいていわゆる”死の組”といえるのが、ヨーロッパ各国のビッグクラブが集まったグループBだ。バルセロナは昨季オランダのエールディビジを制したPSVと20年ぶりに対戦。現役時代にバルサの選手としてCL制覇を成し遂げたPSVのマルク・ファン・ボメル監督にとっては、思い出深いカンプ・ノウでの古巣対決となる。両者の通算成績ではバルサが3勝2分け1敗と勝ち越しているが、手の内を知れた監督が率いるチームに対し、どう立ち振る舞うか注目が集まる。

グループBのもう1試合では、インテル対トッテナムという好カードが実現。チャンピオンズリーグでは2010年以来となるこの対戦は、インテルのマウロ・イカルディとトッテナムのハリー・ケインの両エースがいかに多くチャンスメイクできるかが勝負の明暗を分ける。

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