独の車構造部材工場、蘭コンステリウムが増強

 アルミ圧延大手、オランダのコンステリウムは13日、自動車構造用アルミ部品を手掛けるドイツのダーエンフェルト工場を増強すると発表した。2019年末までに製造エリアを5千平方メートル増やし、1万4千平方メートルに拡張する。押出材料などを加工するさまざまな設備を新設するとともに、製造ラインの自動化を推進。合わせて品質保証体制を強化し、欧州の自動車軽量化需要を捕捉する。

 ダーエンフェルト工場は1998年に開設された拠点で、自動車用アルミ構造部材の製造を手掛けている。主要ユーザーはドイツをはじめとした欧州の自動車メーカー。今回の投資ではCNC加工機やロボット溶接機などを導入する。

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