国産人気スポーツカー実燃費ランキング|スポーツカーでも燃費は重要!?86、ロードスターRF、GT-R、NSXなどを徹底分析!【2018年最新版】

スポーツカー燃費ランキング

ハイブリッドや電気自動車など、今の自動車業界において燃費性能の追求はもっとも大きな関心ごとだ。その流れは、一見すると省燃費とは無縁のジャンルに思える“スポーツカー”においても例外ではない。

速く、そして気持ちよく走ることを求められるスポーツカーでは、エンジンパワーやコーナリング性能に目を奪われがちだが、今回のランキングでは燃費性能にフォーカスし実燃費ランキングを作成。エンジンパワーや排気量、パワートレーンの違いがあるため、一概には比較できないが、今後スポーツカーを購入する際の参考にしていただきたい。

なお、このランキングでは、オートックワンで実燃費を計測していない車種はランキングに含まれていないので注意していただきたい。また、マイナーチェンジ等で燃費性能が現行型とほぼ変わらない場合は、マイナーチェンジ前のモデルを掲載する場合がある。

国産スポーツカー実燃費ランキングTOP5!

現在オートックワンで実燃費を計測した国産スポーツカーの、実燃費ランキングは以下の通り。

1位は、トヨタ 86。燃費が悪いと噂されるスバルの水平対向エンジンを搭載しながら、実燃費はカタログ値(JC08モード)を超える14.4km/Lを記録。

2位は、マツダ ロードスターRF。電動ルーフと2リッターNAエンジンを積むロードスターRF。実燃費は14.2km/Lと同じ2リッタースポーツカーでライバルと言えるトヨタ 86とほぼ変わらない燃費を記録。

3位は、ホンダ NSX。車両本体価格のみで2370万円(消費税込)と、上記のスポーツカーとくらべると別格であり、今回のスポーツカーランキングで唯一ハイブリッドシステムを搭載。581psというモンスター級のシステム出力を誇りながら、実燃費12.7km/Lは立派である。

4位は、ホンダ シビックタイプR。コンパクトなスポーツハッチから、FF世界最速を狙うスポーツカーとなったシビックタイプR。オートックワンが実施した300ps超えスポーツカーの実燃費計測でトップとなる実燃費12.5km/Lを記録した。

5位は、日産 GT-R。3位のNSXと同じく日本を代表するスーパーカーのGT-R。最高出力570psを発生する3.8リッターV6ターボエンジンを搭載し、実燃費は9.0km/Lを記録。

6位以降は下記の表に参考データとしてまとめておく。なお、それぞれの燃費レポートへのリンクと、車種の概要を見たい方は、ページの最下部までスライドしてほしい。

▼オートックワン調査 スポーツカー実燃費ランキング

1位:トヨタ 86

トヨタ 86 GT"Limited" 6AT(2016年8月マイナーチェンジモデル) ボディカラー:ピュアレッド

トヨタとスバルの共同で開発された86は、スバルのアイデンティティでもある水平対向エンジンにトヨタの直噴技術D-4Sを組み合わせた4気筒の2リッターエンジンを搭載。最高出力は200ps(MT車は207ps)発生し、NAエンジンらしく高回転まで気持ちよく吹け上る。

低重心な水平対向エンジンと1240kgと軽量な車両重量が相まって、NAスポーツらしい軽快なハンドリングと乗り味が大きな魅力だ。

実際の燃費計測では、2016年8月にマイナーチェンジを受けた後期型GT"Limited"の6AT車を使用。ATのハイギヤードなギヤ比も手伝って高速道路では19.2km/Lというエコカー並みの燃費性能を発揮し、平均実燃費の記録にも貢献しているといえるだろう。

オートックワンの新車見積もりで人気のグレードは2.0 GTの6速MTで、やはりスポーツカーらしくマニュアルトランスミッションの人気が高い。また、本格的なFRスポーツカーでありながら、エントリーグレードは300万円を切る価格設定であることも人気の要因だろう。

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