長崎県東彼川棚町は17日、中組郷の町公会堂で「敬老の日の集い」を開き、75歳以上の約500人が参加。元NHKアナウンサーで、長寿番組「のど自慢」の司会を12年間務めた宮川泰夫氏の講演に耳を傾けた。
宮川氏は「のど自慢で振り返る戦後歌謡史」と題し、番組にゆかりのある歌謡曲をかけたり、北島三郎さんや島倉千代子さんら有名歌手の出演エピソードを紹介したりしながら、軽妙な語り口で楽しませた。
式典で山口文夫町長は「高齢者の皆さんが暮らしやすい福祉サービスの充実に取り組む」とあいさつ。歯の健康を推奨する「町8020コンテスト」の優秀者5人を表彰した。
最後に全員で万歳三唱して長寿と健康を祝った。同町の75歳以上の町民は2316人(8月末現在)で、最高齢は106歳の女性。