4本塁打で勝利のカージナルス ワイルドカード2位維持

【カージナルス11-6ブレーブス】@サントラスト・パーク

初回に3点を先制したカージナルスは中盤以降の一発攻勢でブレーブスを突き放し、ワイルドカード2位の座をキープした。カージナルスは1点差に迫られた直後の4回表にコルテン・ウォンの9号ソロでリードを広げると、続く5回表にはポール・デヨングが18号2ラン。再び1点差となった直後の8回表には途中出場のハリソン・ベイダーに11号3ランが飛び出し、9回表にもヤディアー・モリーナの18号2ランで2点を追加した。投げては先発のマイルズ・マイコラスが5回97球2失点の粘投を見せ、今季16勝目(4敗)をマーク。敗れたブレーブスはマジック対象チームのフィリーズがメッツに敗れたため、地区優勝へのマジックナンバーが1つ減って「7」となった。

カージナルスのマイク・シルト監督は「今日はいいところで一発が出てチームに勢いをもたらしてくれたね」と試合を振り返った。3対0から3対2、6対2から6対5と2度にわたってブレーブスに1点差まで追い上げられたものの、そのたびに一発で突き放し、終わってみれば今季12度目の2ケタ得点。「今日は打線がいい働きをしてくれた」と指揮官は打線の頑張りを勝因に挙げた。また、9対6と3点リードで迎えた8回裏二死満塁の場面では、4番手のカルロス・マルティネスがフレディ・フリーマンを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。シルトは「あれは試合が決まった瞬間だったね」とリリーフに回っている元エースが敵軍の主砲を抑えたシーンについてコメントした。

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