マカオ旅行記・暮らし旅編【4】タイパ島ラビリンス。秘密の屋上カフェ

マカオで最も小さな島タイパ、その南側に「タイパビレッジ」と呼ばれる場所があります。細い路地が迷路のごとく入り交じり、カラフルな建物でひしめき合うこのエリアは、常に多くの人で賑わいます。そんな町の喧騒を上から静かに一望できる、秘密の場所を見つけました。

店の名は「ROOFTOP」、おしゃれなT-シャツや、挽きたてドリップコーヒーが楽しめます。さぁ、迷宮の中の隠れ家カフェを探しに参りましょう!

タイパ島屈指の観光スポット「タイパビレッジ」へようこそ

きらびやかなホテルが集結する「コタイ地区」から歩くこと約15分、「タイパビレッジ」に到着。来た道を振り返ると、レトロな街並みの奥に巨大リゾートホテル「ギャラクシーマカオ」の姿が。OLDマカオとNEWマカオのコラボレーションは、実にユニークです。

こちらは「官也街」、タイパビレッジで最も賑わいを見せる通り。土産物屋やレストランなどが軒を連ね、常に観光客であふれるエリアです。

突如迷い込む!ココは言うなれば、”タイパ・ワンダーランド”

カラフルな街並みに見惚れているうちに、どうやら道に迷ってしまったようです。気分はまるで「不思議の国のアリス」、迷路のごとく入り組んだ小道が冒険心をくすぐります。

偶然見つけた、秘密の隠れ家カフェ「ROOFTOP」

あてもなく歩き続けていると、ゆるやかな坂道に差し掛かりました。足を止めるとそこには、青と白のコントラストが涼しげな建物。その佇まいは実に控えめ、主張しない謙虚さが逆に興味をそそります。カフェ「ROOFTOP」、看板がなければ店なのかOPENしているのかさえわからぬ隠れ家っぷり。

扉を開くとそこは、あったかCozy空間

ナチュラルかつクリエイティブな店内はアトリエ風。人ひとりが通れる位の広さ、この”こじんまり”とした感じが居心地良い。

マカオの若手デザイナーによるT-シャツやステイショナリー、小物なども売られています。センスが光るアイテムをお土産で贈れば、一気に株が上がりそう。

さり気なく置かれた「アズレージョ」のコースターがお洒落。

いざ、秘密のルーフトップへ

店内の細い階段を登ってみると・・・

待っていたのは観葉植物であふれる、小さな屋上テラス。つい先程まで雑踏に揉まれていたのが嘘のよう、静けさが響き渡ります。

テラスからふと見下ろすと行き交う人々の姿がすぐそこに。しかしこんなところに屋上カフェがあるとは誰も思わないのか、筆者の存在に気づく人はいません。

「ROOFTOP」は挽きたてドリップコーヒーが美味しいと評判ですが、乾いた喉を潤すならココナッツウォーターがおすすめ。冷え冷えのドリンクが歩き疲れた体を癒してくれます。南国亜熱帯マカオ感がグッと増す、至福のブレイクタイム。

迷子になるのも旅の醍醐味

雑踏に紛れながら賑やかさを楽しむも良し、民家のような路地裏カフェで静けさに浸るも良し。素敵な場所との予期せぬ出会いは、旅を一段と思い出深いものにしてくれます。”タイパ・ワンダーランド”に迷い込み、あなただけの秘密の場所を探してみてはいかがでしょう?

「ROOFTOP MACAU」

Address: 澳門告利雅施利華街49號後座(RUA CORREIA DA SILVA 49 MACAU)

Tel: +853 62526387 / +853 66334009

営業時間:11:30 - 20:00 (SUN-TUE, THU) 13:00 - 22:00 (FRI-SAT)

定休日: WED

Facebook: https://www.facebook.com/rooftopmacau/

[All photos by Ai Kaneko]

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