18日に開幕を迎えるUEFAチャンピオンズリーグ。
前人未踏の4連覇を目指すレアル・マドリードや、お気に入りのクラブに注目するファンも多いことだろう。香川真司、長友佑都、そしてCSKAモスクワに電撃移籍した西村拓真といった日本人選手の活躍も気になるところだ。
ここでは、今大会でさらなる飛躍が期待される10代のヤングスター5人をピックアップしてみた。
ピエトロ・ペッレグリ(モナコ)
ジェノア時代に15歳280日でセリエA史上最年少デビューを果たした超新星。17歳にして188cm・80kgという体格を誇る、イタリア期待の大型FWだ。
今季、ボルドー戦でリーグアン初ゴールを記録すると、UEFAネーションズリーグに臨んだイタリア代表メンバーにも初招集。
残念ながら今回のA代表デビューは見送りとなったが、チャンピオンズリーグで結果を残すことができれば世界が注目するヤングスター誕生となるのは間違いないだろう。
ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
近年、ユース世代が年代別ワールドカップやトゥーロン国際など数々のトロフィーを獲得しており、若手の台頭が著しいイングランド。
そんな才能の宝庫から誕生したドリブラーがサンチョだ。
昨年インドで行われたU-17ワールドカップではイングランド代表の優勝にも貢献。マンチェスター・シティのユースから加入した昨シーズンは年代別代表との兼ね合いもあり出場機会が限られていたが、今季のドルトムントではルシアン・ファヴレ新監督のもと、ここまでの公式戦3試合すべて交代出場と着実に出番を増やしている。
プリシッチに続く10代のスター候補として期待したい。
ジェジソン・フェルナンデス(ベンフィカ)
アフリカの島国サントメ・プリンシペ出身の19歳。
今季トップチームに昇格したばかりだが、常勝軍団のベンフィカにおいてここまでの公式戦7試合すべてスタメン出場と早くも才能を開花させつつある。
CL予選3回戦第2戦のフェネルバフチェ戦ではプレーオフ進出を決定づけるゴールも決めており、攻守両面で力を発揮しているMFだ。
さらに今回、ポルトガル代表メンバーにも初招集。6日に行われたクロアチアとの親善試合では交代出場で早速A代表デビューも果たしている。
まさに彗星の如く現れた逸材。今季、ヨーロッパにその名が知れ渡るのは確実だろう。
マタイス・デ・リフト(アヤックス)
昔も今もヤングスターが次々と現れるのがアヤックスだが、現在のアヤックスで最注目の若手といえばオランダ代表DFのデ・リフトだ。
名門アヤックスで、19歳にして主将を任されるという事実がその期待度と信頼度を物語っている。
今夏、マンチェスター・ユナイテッドからダレイ・ブリントが古巣に復帰。クラブでも代表でも隣にお手本となる存在がいてくれるのも心強い限りだろう。
既にマンチェスター・シティがヴァンサン・コンパニの後継者候補として注目しているというニュースも流れており、メガクラブへの移籍も既定路線と言えるかもしれない。
ニコロ・ザニオーロ(ローマ)
ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランと入れ替わるように今夏インテルから加入した19歳。
そのナインゴランの後継者としての活躍が期待される、190cmの長身と左足のシュートが魅力の大型MFだ。
今季のセリエAでは、3節まですべてベンチ入りするも出場機会はなし。だが、その才能を見込んだマンチーニ監督がUEFAネーションズリーグに臨んだイタリア代表メンバーにペッレグリとともに初選出。セリエA出場ゼロの選手がアッズーリのメンバー入りというサプライズ選出となったのだ。
インテルユースではMFながら2桁得点も記録しているだけに、ローマで“未知の才能”を是非とも発揮してもらいたいものだ。