グリエルJr.決勝打 ブルージェイズが4点差から逆転勝利

【ブルージェイズ6-4オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

4回までに4点を先行されたブルージェイズは、5回表に反撃を開始し、ドワイト・スミスJr.のタイムリー二塁打で3点差。続く6回表にはジャスティン・スモークの内野ゴロの間に1点を返し、さらに7回表には相手のエラーで4対4の同点に追い付き、ルルデス・グリエルJr.の2点タイムリーで勝ち越しに成功した。先発のアーロン・サンチェスが4回4失点(自責点2)で降板したあと、ブルージェイズ救援陣は計5イニングを2安打無失点に抑える好リリーフを披露。2イニングを無失点に抑えたジェイク・ペトリッカが今季3勝目(1敗)、最後を締めくくったケン・ジャイルズは今季23セーブ目をマークした。

一方、4点リードを守れず逆転負けを喫したオリオールズは今季108敗目。これはボルティモア移転後では開幕21連敗からスタートした1988年の107敗を上回るワースト記録となり、レギュラーシーズンがまだ11試合残っていることを考えるとセントルイス・ブラウンズ時代の1939年に記録した111敗の球団ワースト記録を更新することもほぼ確実。文字通り歴史的な負けっぷりとなっている。この試合ではプロスポーツチームとしては史上初となる点字のユニフォームでプレイし、セドリック・マリンズの4号先頭打者アーチで幸先よく先制したものの、勝利にはつながらず。守備のミスもあって4点のリードを守れなかった先発のディラン・バンディは、7回途中5失点(自責点2)で今季15敗目(8勝)を喫した。

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