【平成の長崎】真っ白なサメ 幸運もたらす使者? 平成6(1994)年

 長崎水族館に全身が真っ白な珍しいサメがお目見えした。対馬沖で釣り上げられた白色化したナヌカザメで、来館者たちを驚かせている。
 ナヌカザメは北海道以南の推進200メートル前後の海底に生息。成長しても1メートル程度。通常は灰褐色で、暗褐色の斑紋がある。陸に上げても7日間は生きていると言われることから7日(なぬか)ザメと呼ばれる。
 この白いサメは、オスの成魚で全長約90センチ。突然変異で色素がなくなり白色化し、黒いはずの目は金色だった。
(平成6年1月11日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

突然変異で白色化した珍しいサメ=長崎水族館

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