フィリーズが6回5得点で逆転勝利 アルファーロ決勝弾

【メッツ2-5フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズは先発のアーロン・ノラが4回までに2点を失いながらも、6回途中まで104球を投げてメッツにさらなる追加点を許さず、9つの三振を奪う力投。すると、打線はノラ降板直後の6回裏に無死1・2塁から代打ウィルソン・ラモスと代打ジャスティン・ボーアの連続タイムリーで同点とし、さらに続くホルヘ・アルファーロが左中間への10号3ランを放って一気に試合をひっくり返した。ノラ降板後、フィリーズは4人のリリーバーが無失点リレーを展開し、5対2で逃げ切り。2番手のパット・ニーシェックが今季3勝目(1敗)、5番手のヘクター・ネリスは今季11セーブ目をマークした。

フィリーズのゲーブ・キャプラー監督の勝利への執念が、一挙5得点のビッグイニングにつながった。6回裏のフィリーズはカルロス・サンタナの四球、アーロン・アルテールの死球で無死1・2塁のチャンス。ここで打順は「6番・三塁」のJ.P.クロフォード、「7番・遊撃」のスコット・キンガリーへ回っていったが、キャプラーは迷わずラモスとボーアを代打に起用し、連続タイムリーで同点に追い付いた。アルファーロの勝ち越し弾のあと、ニーシェックにも代打ホゼ・バティースタを送り、なんと1イニングで代打を3人起用。内野の左半分を入れ替えてでも勝利にこだわったキャプラーが勝負どころを見事に見極め、チームを逆転勝利へ導いた。

© MLB Advanced Media, LP.