タイオン11奪三振の快投 パイレーツ連日のサヨナラ

【ロイヤルズ1-2xパイレーツ(延長11回)】@PNCパーク

パイレーツは先発のジェイムソン・タイオンが7回104球を投げて被安打4、奪三振11、与四球1、無失点という素晴らしいピッチングを披露。ロイヤルズ打線を寄せ付けず、11奪三振は自己新記録となった。7回裏にコリン・モランの10号ソロで先制したパイレーツだったが、9回表に登板したクローザーのフェリペ・バスケスが二死1・2塁のピンチを背負い、ハンター・ドージャーのタイムリー二塁打で同点に。その裏、パイレーツは二死満塁のチャンスを逃して試合は延長戦に突入し、11回裏一死満塁から代打のライアン・ラバーンウェイがセンターへのタイムリーを放ち、パイレーツは2試合連続のサヨナラ勝ちとなった。

メジャー3年目にして先発ローテーションの柱へと成長を遂げたタイオンは、これで20先発連続3失点以下。これはパイレーツでは1963年から1965年にかけて21先発連続3失点以下をマークしたドン・カードウェル以来であり、単一シーズンに限れば1963年に23先発連続3失点以下をマークしたボブ・フレンド以来55年ぶりの快挙となった。最初の4イニングで8つの三振を奪うなど奪三振ショーを展開し、1試合11奪三振は自己新記録。フォーシームで11個の空振りを奪うなど、ロイヤルズ打線から20個の空振り(自己最多)を奪い、7回4安打無失点という快投につなげた。この試合での快投により防御率は3.24(リーグ10位)まで向上。後半戦は防御率2.25とエースと呼ぶに相応しいパフォーマンスを続けている。

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