「林業の魅力知ってほしい」相談会 VRコーナーも

 林業への興味を持ってもらい担い手の確保・育成を目指す相談会「森林(もり)の仕事ガイダンスinながさき」(県森林組合連合会主催、長崎新聞社など後援)がこのほど、諫早市高城町の高城会館であった。
 県林政課によると、県内には43の認定林業事業体があり、2017年度末の専業作業員330人の平均年齢は49・6歳。会場に県央・離島地区の事業体が個別ブースを設け、就業までの流れや仕事内容などを説明し、来場者の相談に応じた。パネルやDVD上映などで県内の森林、林業の概況や新規就業者向けの研修制度を紹介。伐木時の労働災害事例を刃のないチェーンソーを使ってVR(仮想現実)で学ぶコーナーもあった。
 県立諫早農業高2年の林田美桜(みお)さん(16)は「前から興味があった。学んだ情報を踏まえ、今後の進路に生かしたい」と話した。
 22日午前11時から午後4時まで、佐世保市常盤町の中央公民館でも同ガイダンスが開かれる。

シミュレーターで林業の労働災害事例を学ぶ参加者=諫早市、高城会館

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