住友電工、家庭用蓄電システムがZEH補助金対象に

 住友電工は19日、昨年から販売を開始した家庭用リチウムイオン蓄電システムがネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業補助金の支給対象機種に登録されたと発表した。対象機種は電力会社の電力網と繋ぐことができる小型・高効率の「パワー・デポ・Ⅲ」。太陽光パネルで発電した電力を安定化させるための充電などに用いる。住宅に設置する際に助成されるため、より導入がしやすくなる。

 ZEHは年間の一次消費エネルギー量の収支をゼロにした住宅。補助金は環境共創イニシアチブが公募したもので、支援対象となる設備を導入した住宅には国から補助金が交付される。パワー・デポ・IIIは業界最小・最軽量クラスの家庭用蓄電システム。設置場所の自由度が高いほか、エネルギー変換効率に優れることなどが特長となっている。住友電工ではハウスメーカーやリフォーム事業者などを通じて主に一般家庭向けに販売している。

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