【MLB】大谷の“快足”内野安打にエ軍OB脱帽 「一瞬でもためらうとアウトにできない」

第3打席で内野安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

第3打席で2試合連続安打となる遊撃内野安打を放った大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、敵地アスレチックス戦で「4番・DH」で14試合連続でスタメン出場。第3打席で遊撃内野安打を放ったが、メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「一瞬でもためらったらショウヘイ・オオタニをアウトにはできない」と圧巻の韋駄天ぶりに脱帽している。試合は0-10で大敗した。

 この日は快音こそ響かなかったが、脚で魅せた。大谷は7回1死走者なしで迎えた第3打席で、左腕アンダーソンからセンターに抜けそうなゴロを放った。

 遊撃手のセミエンが華麗なフィールディングを見せたが、ボールを持ち替えるのに一瞬手間取り送球はワンバウンド。大谷は快足を飛ばし一塁を駆け抜け安打をもぎ取った。

 地元ロサンゼルスで中継していた「FOXスポーツ・ウェスト」で解説を務めたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は「一瞬でもためらうと、ショヘイ・オオタニをアウトにすることはできません。一塁線を駆け抜けました」と語った。

 圧倒的な加速を見せる大谷の走りに、野手は一瞬のためらいも禁物とグビザ氏は指摘している。

「一塁線上を駆けるこの速さ。そして、彼のこのストライドです。俊足で内野安打にしました」

 身長193センチという恵まれたサイズを生かした大きなストライドで、2試合連続安打をマーク。このヒットでお役御免となった大谷は打率を1厘上げて.292とした。(Full-Count編集部)

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