C・ロナウドの退場処分をW杯決勝主審はどう見た? 「もし私なら……」

退場処分を受けたロナウド photo/Getty Images

19日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節、バレンシア対ユヴェントスの一戦ではユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウドがまさかの一発退場を喰らったことが大きな話題を呼んだ。ロナウドはペナルティエリア内でバレンシアDFジェイソン・ムリージョと競り合い、倒れたムリージョの頭の上にコツンと自らの手を置いたのだ。それが暴力行為と取られ、一発退場となった。

この判定について、プレミアリーグやワールドカップ決勝でも笛を吹いた経験を持つマーク・クラッテンバーグはどう思ったのか。英『Daily Mail』によると、クラッテンバーグは判定が厳しかったと見ており、自身が主審ならイエローカード程度で済ませたと語っている。

「ロナウドはムリージョのアクションに怒ったように見え、DFの頭に手を置いた。ただしコンタクトは非常に軽いものだったし、20ヤード離れたゴール横の追加審判が暴力行為と判断したのか分からない。もし私がこのゲームを担当していれば、バレンシア側にフリーキックを与えて両者にイエローカードを出すよ。ロナウドは1試合の出場停止になるのだろうが、それ以上厳しいことになるかもしれない」

ロナウドの行為がレッドカードにふさわしかったとの意見は少なく、退場処分は厳しすぎたとの見方が一般的だ。クラッテンバーグは主審がクロスを上げる選手に注目していてロナウドとムリージョの競り合いに背を向けていたこともあり、レッドカードの判定には疑問があるようだ。

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