長崎市中央消防署の最新鋭はしご付き消防自動車が、老朽車に代わり配備されて、まもなく1カ月になるが出動は目下ゼロ。
約40メートルのはしごが上下に利用でき、13階建てのビル火災や水難事故などに対応できる。狭い道が多い長崎の地形に合わせ小回りも利くタイプ。購入費は約1億4000万円。
「最悪の事態に備えて出動準備は万全だが、使わないのが一番」と関係者。長引く不況で経費節減が至上命題の時世とはいえ、こればかりは「無駄遣い」と無縁。
(平成6年1月13日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。
【平成の長崎】最新鋭はしご付き消防車 配備されるも出動ゼロ「使わないのが一番」 平成6(1994)年
- Published
- 2018/09/26 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:23 (JST)
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