【平成の長崎】雲間から名月 平成6(1994)年

 9月20日夜は、陰暦8月15日にあたる「中秋の名月」。長崎地方の空は雲が多かったものの時折、満月が顔を出し、秋の深まりを告げた。
 長崎市の風頭公園では市民約50人が月見の宴。午後7時ごろ、待ちかねた月が雲の切れ間からおぼろげに顔を見せると「おお」とため息。名月を肴(さかな)に杯を重ねていた。(平成6年9月21日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

雲の切れ間から顔をのぞかせた中秋の名月=20日午後6時55分、長崎市の稲佐山から写す

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