【平成の長崎】雲仙 秋の装い 観光客楽しませる 平成6(1994)年

 秋の深まりとともに、お山雲仙の木々が赤く色づき始めた。普賢岳噴火活動の影響で、山頂付近では今年も鮮やかな紅葉は望めないが、ふもとの温泉街一帯の山肌は、日増しに秋の装い。
 白雲池周辺ではコハウチワカエデやイロハモミジ、コミネカエデなどが赤や黄色に染まり、常緑樹とのコントラストが鮮やか。小春日和の中、散策をする観光客の目を楽しませている。
 雲仙観光協会によると、今年は暑さや雨不足などにより、紅葉前線は例年に比べ少し遅れ気味。来週あたりが見ごろ。
(平成6年10月29日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

色づき始めた雲仙の木々=南高小浜町雲仙、白雲池

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