シャーザーから2本塁打を放ったメッツが延長戦を制す

【メッツ5-4ナショナルズ(延長12回)】@ナショナルズ・パーク

メッツは3回表にナショナルズ先発のマックス・シャーザーからマイケル・コンフォートとジェイ・ブルースが連続本塁打を放ち、3点を先制。1点リードの8回表にはブルースのタイムリーでリードを広げたが、直後の8回裏に追い付かれ、試合は延長戦に突入した。両軍がチャンスを生かせず迎えた12回表、メッツは一死満塁の大チャンスを迎え、代打ホゼ・ロバトンがセンターへの犠牲フライを放って勝ち越しに成功。その裏を8番手のポール・シーウォルドが三者凡退に抑え、12回までもつれた熱戦を5対4で制した。

3回表に2本塁打を浴びて3点を失ったシャーザーだが、それ以外のイニングではメッツ打線に得点を許さず、7回104球を投げて被安打5、奪三振13、与四球2、失点3という安定したピッチングを見せた。この試合での13奪三振を加え、今季の奪三振数は290に到達。これは2016年の284奪三振を上回る自己新記録であり、同時に球団記録も更新した。レギュラーシーズンは残り9試合。シャーザーには少なくともあと1試合、場合によってはあと2試合の登板機会が与えられる予定であり、自身初となる300奪三振到達も現実味を帯びてきた。300奪三振到達となれば、自身4度目のサイ・ヤング賞獲得に向けて大きなアピール材料となりそうだ。

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