興隆期導いた「女三四郎」 柔道 山口香

山口香さん(53)は「女三四郎」と呼ばれ、普及が遅れた日本の女子柔道の興隆期を引っ張ったパイオニア的な存在。初めて公開競技で採用された1988年ソウル五輪に52キロ級に出場して銅メダルを獲得した。13歳で出た第1回全日本女子体重別選手権を制して以後10連覇を達成。世界女子選手権では84年に日本勢で初の金メダルを得てほかに準優勝は4回。筑波大教授、日本オリンピック委員会理事、全日本柔道連盟監事を務める。東京都出身。

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