DLから復帰のバウアーが先発で2回途中無失点

今季一番乗りで地区優勝を果たしたインディアンスに心強い味方が帰ってきた。右足の骨折により故障者リスト(DL)入りしていたトレバー・バウアーが日本時間9月22日のレッドソックス戦で先発し、2回途中無失点で見事な復活登板を果たした。

バウアーは今季もチームの先発ローテーションの一角として8月時点で2桁12勝、防御率2.22と好成績を収めていたが、日本時間8月12日のホワイトソックス戦で勝利投手もホゼ・アブレイユの打球が直撃し右足骨折となった。離脱期間は4週間から6週間とされ、テリー・フランコーナ監督や医療スタッフは早期復帰が可能とコメントを残していた。静養しながらも着実に準備、実践形式の練習を経て今回の復帰に至った。

迎えた本拠地でのレッドソックス戦。先発マウンドに立ったバウアーは初回、1死からブランドン・フィリップスを四球で出塁を許すも2死後に捕手、ヤン・ゴームズのアシストもあり無失点に抑えた。そして2回、先頭のJ.D.マルティネスを三球三振に仕留めたが、続く打者に2者連続安打を浴びたところで降板となった。彼からマウンドを託されたタイラー・オルソンがピンチを脱してバウアーは無失点で復帰登板を飾った。

予定通りに事が進めばバウアーの次回登板は日本時間9月26日のホワイトソックスになる見込み。今回無事に復帰できたことが第一歩、そしてバウアー自身が勝利を挙げることができれば地区シリーズに向けて勢いづくだろう。次はより長いイニングを投げて完全復活を印象づけたいところだ。

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