中国人墓地をきれいに 県日中親善協議会

 長崎県の長崎県日中親善協議会(会長・中村法道・長崎県知事)は24日、長崎市曙町の稲佐悟真寺国際墓地で中国人墓地を清掃した。

 華僑や留学生、地元企業の社員ら約250人が参加。1974年に始まった活動は45回目で、今年は日中平和友好条約締結40周年と重なる節目。劉亜明駐長崎中国総領事(55)は「日中両国の交流に対する情熱は長崎ならでは」と感謝し、「先人が切り開いた交流をさらに発展させたい」と話した。

 同協議会によると、中国人の墓は254基。参加者は鎌でカヤなどの雑草を刈り取り、枯れ葉を取り除いたりした。十八銀行・稲佐支店に勤務する宮崎萌々さん(23)は「市民として役に立てるのは誇らしい。目に見えてきれいになり、気持ちがいい」と笑顔で話した。

清掃作業に取り組む参加者=長崎市、稲佐悟真寺国際墓地

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