連休明けのきょう25日(火)は、前線の影響で雨の所が多くなりそうだ。特に関東では局地的に激しい雨や雷雨となり、伊豆諸島では大雨になるおそれがある。また、冷たい北よりの風で気温もあまり上がらない見通し。きのうとの気温差が大きくなるため、体調管理や服装えらびに注意が必要となる。
関東は激しい雷雨も 伊豆諸島は大雨のおそれ
日本の南海上に停滞する前線の影響で、日本列島には帯状の雨雲がかかっている。西日本で降っている雨は昼前までとなるが、沖縄や東日本、東北では午後にかけても雨となり、雷を伴う所がある見込み。
特に関東や東北の太平洋側では夜にかけて雨が続き、激しく降る所もありそうだ。伊豆諸島ではあすの明け方までの24時間に、多い所で150ミリの雨を予想している。警報が発表されるような大雨になるおそれもあるため、注意が必要となる。
東・北日本は気温大幅ダウン
北よりの冷たい風が吹くため、気温はきのうより低くなる所が多くなる。
特に雨が続く東日本や東北では朝からほとんど上がらず、最高気温は仙台で20℃、新潟で21℃、東京で23℃予想。きのうと比べると5℃以上低く、雨で北風が吹くため、体感的には数字よりも肌寒く感じられそうだ。また、大阪でも24℃までしか上がらず、10月中頃の涼しさとなる見通し。日ごとの寒暖差が大きくなっているため、体調管理や服装えらびに注意が必要となる。
台風24号は猛烈な勢力 週末に先島諸島近海へ
猛烈な台風24号は午前3時現在、フィリピンの東海上を1時間に15キロの速度で西北西に進んでいる。中心気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル。今後も台風は勢力を保ったまま、ゆっくりとしたスピードで進み、29日(土)に石垣島や宮古島などの先島諸島近海に達する見通し。
南西諸島ではすでに海がしけとなっているが、沖縄ではあす以降、天気が荒れてくるおそれがあるため、注意が必要となる。また、まだ予報円が大きく、進路がさだまってはいないため、今後も最新の台風情報に留意してほしい。(気象予報士・多胡 安那)