飯能駅がフィンランド化

西武鉄道 池袋線のスイッチバック駅、飯能。

この飯能駅が、2019年3月の完成をめざしてリニューアル工事がはじまる。

コンセプトは「Sykli(サイクル)」。

同社は、飯能駅リニューアルについて、ムーミン発祥の地――フィンランドの要素をかけあわせた「本物のフィンランドデザイン」を採用。

フィンランド国内のデザイナーを対象に、飯能駅リニューアルデザインコンペを実施。デザイナーを N.E.O Ark(ネオアーク)に決め、工事にとりかかる。

コンコースは、木材を模した膜天井を、ホーム、階段、コンコースそれぞれの目的の場所へと誘うように取り付ける。誘導を促すカモメをモチーフとした鳥も設置。

1・2番ホームの階段は「葦あし」を、3・4番ホームの階段は「樹木」をモチーフとしたデザイン。ホームからコンコースへ気持ちを高揚させるような空間を演出。

ホームは、それぞれののりばで異なる季節を表現。1・2番ホームは「春」、3・4番ホームは「夏」とし、木材を使用したモチーフを設置する。特急ホームは「冬」として、照明で粉雪を表現。

飯能駅は、宮沢湖エリアに出現したメッツァへの最寄り駅。

メッツァは、フィンランドや日本で人気の高い「ムーミン」の世界や北欧のライフスタイルを体験できる施設。フィンテックグローバルが手がけたスポットのひとつ。

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