元タカラジェンヌ・風さやかさん 高齢者に歌など披露

 元タカラジェンヌの風さやかさん=神戸市在住=が23日、長崎県長崎市大谷町の高齢者福祉施設「シンフォニー稲佐の森」を訪問。宝塚歌劇団仕込みの歌と踊りを披露し利用者らと交流した。

 風さんは1962年、48期生で入団。ニヒルで独特な男役として活躍し69年に退団した。難病を患ったり阪神大震災で被災したりした経験から、関西を中心に高齢者施設などへの訪問活動を続けている。

 「稲佐の森」の慰問は7回目。この日は利用者や地域住民ら200人以上が参加した。きらびやかな衣装を身にまとった風さんは、民謡メドレーや「長崎ぶらぶら節」などのご当地ソング、美空ひばりさんの楽曲などを披露。軽妙なトークで会場を沸かせた。参加したお年寄りは手作りの応援うちわなどを手に笑顔で楽しんでいた。

お年寄りと触れ合う風さん=長崎市大谷町、シンフォニー稲佐の森

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