西日本豪雨や北海道の地震による被災者を支援する和太鼓チャリティーフェスティバルが24日、横浜市栄区の栄公会堂で開かれた。横浜を中心に活動する「和太鼓コミュニティーネットワーク 要の会」の主催。
同会の呼び掛けに、被災者支援の志を同じくする和太鼓やしの笛の奏者、中学、高校の和太鼓部などが賛同。熱のこもった演奏で、訪れた約300人を魅了した。
和太鼓とピアノ、バイオリンの三つの楽器を駆使してステージを盛り上げたのは横須賀市を拠点に活動する和太鼓奏者の郷戸了さんら。郷戸さんは新潟県出身で、「2004年の新潟県中越地震では全国から支援してもらった。今回のような取り組みを通して恩返しをしたい」と話した。
横浜中学・高校(横浜市金沢区)の和太鼓部は、軽快なテンポと威勢のいい掛け声で、会場の手拍子と一体になった演奏を披露した。
フェスティバルの入場料の一部や、会場で行った募金を義援金として寄付する。企画した同会の丸山二郎代表(69)=横浜市港南区=は「少しでも、被害があった地域の助けになれば」と話した。