【セリエA】出場機会激減のディバラ…求められるニュースタイルの確立

今シーズン未だノーゴールのディバラ

既に機は熟しているかもしれない。ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパブロ・ディバラは、ユベントスでさらなる進化を求められている。昨シーズンはチーム得点王に輝いたものの、好不調の波が激しくビッグゲームとなると途端に姿を消してしまう。捲土重来を期すべく臨んだ新シーズンだったが、そこに待っていたのは新たな試練の幕開けだった。

ユベントスは今夏に1億ユーロを費やしレアル・マドリードからクリスティアーノ・ロナウドを獲得した。ゴンザロ・イグアインの退団も伴い、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はロナウド中心のフォーメーションにシフト。新システムではチャンスメイクを任されるディバラは、シュートチャンスが激減し第5節終了時点で一度もゴールを挙げれていない。

このまま背番号「10」番は存在感を出さないまま終わってしまうのか。アッレグリ監督は「ディバラはストライカーであることは理解している。数シーズン前から複数のポジションをこなしていることもね。このシステムえ我々が求めているのは攻撃的なウィンガーだ。ボックス内でプレーする選手ではない」とコメント。ディバラを先発で起用し続けることは難しいと示唆した。ただそれと同時に「彼がチームの為に素晴らしいプレーが出来るようになると信じている。キャラクターを変えてさらなる飛躍を遂げることでね」と発言。ディバラがもしユベントスで生き残っていくためには、ロナウドと共存できる新たなスタイルを確立して行くことが必要だ。

© 株式会社SPOTV JAPAN