性的発言、1時間立たせて説教 箱根町消防本部、幹部減給

 箱根町は26日、職場の部下にセクシュアルハラスメントやパワーハラスメント行為をしたとして、町消防本部の課長職の男性職員(57)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした、と発表した。

 町によると、職員は2~3年前から部下に対して性的発言を繰り返し、別の部下の7~8人に対しては約1時間立たせて説教するなどパワハラに該当する行為を複数回していた。職員は町の調査に事実関係をおおむね認め「態度を改め仕事に専念していきたい」と話しているという。

 8月上旬に相談があり、調査していた。町は管理職を対象に研修を開くなど再発防止に努めるとしている。また管理監督責任として消防長を訓告とした。

箱根町役場

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