逗子市長、4選出馬明言せず 12月に市長選

 神奈川県逗子市の平井竜一市長は26日の市議会本会議で、12月の市長選への立候補の意向を問われ、「(2019年度予算に向けた財政対策を)しっかり取りまとめた上で、判断を表明したい」と答弁し、明言を避けた。松本寛氏(真・無所属の会)の一般質問に答えた。

 平井市長は3日の市議会全員協議会で、財政再建のための「緊急財政対策プログラム」で市が見直した163事業に関する19年度の方針を中間報告した。

 平井市長は「財政対策は非常に重い課題。しっかり乗り越え、安定した財政運営の道筋をつけることが、3期目のもっとも重要な使命」とし、「(19年度の財政対策を)しっかり取りまとめることが最後の課題、責務。今の時点では(態度表明は)ない」と述べた。

 任期満了に伴う同市長選(12月9日告示、同16日投開票)には、市商工会長の桐ケ谷覚氏(69)が出馬を表明している。

逗子市役所

© 株式会社神奈川新聞社