上対馬町太鼓保存会かっちぇる 南日本大会準V 12月に全国大会、健闘誓う

 9日に福岡市であった「太鼓祭(たいこまつり) 南日本大会」の組太鼓ジュニアの部で準優勝した「上対馬町太鼓保存会かっちぇる」(宮原嗣明(つぐあき)代表、16人)が24日、対馬市役所を訪問し、初出場する日本一決定戦(12月・さいたま市)に向け、比田勝尚喜市長に健闘を誓った。
 太鼓祭は日本太鼓協会などが毎年開催。南日本大会はビデオ審査を通過した九州・沖縄、中国、四国の17組が出場。小学生以下のグループで競う組太鼓ジュニアの部には3団体が出場し、演奏技術を競った。
 かっちぇるは2012年に発足。今年は対馬の和船競漕(きょうそう)の様子を表現したオリジナル曲「平成舟ぐろう」を12人で演奏し、初めて南日本大会のビデオ審査を突破。大会では特別審査員と観客の評価による総合点で、優勝した福岡市の「平尾太鼓」に次ぐ評価を得た。
 市役所で主将の東優美さん(11)=比田勝小6年=は「練習以上の力を出し、全国優勝を目指す」と決意表明。比田勝市長は「気負わずに頑張ってほしい」と激励した。

比田勝市長(右)に太鼓祭南日本大会での準優勝を報告した「上対馬町太鼓保存会かっちぇる」のメンバーら=対馬市役所

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