メッツ・デグロムが8回無失点 防御率1.70で今季終了

【ブレーブス0-3メッツ】@シティ・フィールド

メッツは先発のジェイコブ・デグロムが8回110球を投げてブレーブス打線をわずか2安打に抑え、奪三振10、無四球、無失点という素晴らしいピッチングを披露。両リーグトップの防御率を1.70へ向上させ、今季10勝目(9敗)をマークして充実のシーズンを終えた。5回まで無得点だったメッツ打線は6回裏に1点を先制し、8回裏には2点を追加。3点リードの最終回を三者凡退に抑えた2番手のセス・ルーゴは今季3セーブ目をマークした。

メッツ・デグロムの驚異的なシーズンが幕を閉じた。1点台の防御率をキープしながらも打線の援護に恵まれず、最終登板でようやく2ケタ勝利に到達したデグロムだが、防御率1.70はア・リーグ1位のブレイク・スネル(防御率1.90)を上回る両リーグトップの数字。ナ・リーグに限れば2位のアーロン・ノラ(防御率2.45)に0.75という大差をつけている。また、今季の奪三振数をリーグ2位の269に伸ばし、通算1000奪三振にも到達。自身初のサイ・ヤング賞受賞が有力視されている。しかし、ライバルと目されるマックス・シャーザーも18勝(リーグ1位)、防御率2.53(リーグ3位)、300奪三振(リーグ1位)という素晴らしい成績を残しており、どちらが選ばれてもおかしくない状況。投票権を持つ記者たちの判断に大きな注目が集まりそうだ。

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