アイ・テックが「月見の会」 満月を鑑賞、大畑社長が餅つき

 アイ・テックは25日夜、静岡市の本社内で毎年恒例の「月見の会」を開いた。同社や子会社のファブ・トーカイ、中央ロジテックの従業員や家族ら約50人が参加し、夜空に浮かぶ満月を眺めながら酒食を楽しんだ。

 月見の会は毎年、旧暦8月15日の「中秋の名月」の時期に開催。今年は24日だったが、催した翌25日は満月となった。

 会場は新たに造成した庭園近くの資材ヤードに開設。団子やススキなどを供えた月見台も設け、秋の雰囲気を高めた。酒やジュース類など飲料のほか、社員らが中心となってジンギスカン鍋や地元名産の生シラス、釜揚げシラス、旬のサンマなどが振る舞われた。大畑榮一会長や大畑大輔社長ら幹部も参加し、豪快な餅つきでうたげを盛り上げた。当日の昼間は雨に見舞われたが、夕方には天気が回復。鮮やかな夕焼けの後、午後7時20分ごろに望月が姿をのぞかせた。

本社内に庭園造成

 アイ・テックは、静岡市の本社敷地内にモミジやハナミズキなどを配した庭園を整備した。もともと伐採した枝などを置く場所だったが、いつの間にか桜が自生。大畑榮一会長の発案で、四季折々の木々の間から富士山を眺められる憩いの場にした。

 庭園は今年5月から約2カ月間をかけて造成。紅葉がきれいなイロハモミジを中心に、カシやハナミズキといった樹木や、シバザクラといった草花など約20種類を植えた。

 遊歩道には、白い砂利や石畳を配し、大畑会長が「富士見台」と揮毫(きごう)した石碑も置かれている。

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