LIXIL、スマホ連携の宅配ボックス発売

 LIXIL(本社・東京都千代田区、社長・瀬戸欣哉氏)は10月1日、スマホと連動するIoT宅配ポスト「スマート宅配ポスト」を発売する。複数個の荷物受け取りや集荷依頼も可能で、戸建て住宅用としては業界初。2020年度に約2万台、15億円の売り上げを目指す。

 スマートフォンと宅配ポストが連携することにより、荷受け通知やカメラ機能による荷物の管理、宅配事業者とカメラを通じての開錠、不在でも宅配ボックスから荷物を発送する集荷依頼などが可能となった。宅配ボックスとポスト、インターホンなどが一体となった設計で、優れたデザイン性も特長。

 同社によると、国内の郵便ポスト・機能門柱市場は年間約48万台。LIXILは約34%のシェアを持つ。今後、戸建て住宅を中心に急速な市場拡大を見込んでおり「再配達による業者の負担増や環境負荷などの社会問題解消にも貢献できる」としている。

 10月16~19日に千葉県千葉市の幕張メッセで開催されるアジア最大級のIoT総合展示会「CEATEC JAPAN2018」にも出展し、ユーザーへPRする。

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