【ラ・リーガ】ターンオーバーが裏目に…バルサが今季初黒星を喫する

エースのメッシも不発に終わる

26日に行われたラ・リーガ第6節で、バルセロナはレガネスと対戦。今季リーガで負けなしのチームといまだ勝利のないチームの一戦となった。

過密日程をこなすバルサのエルネスト・バルベルデ監督は、最下位レガネス相手にローテーションを採用。不動のポジションだったジョルディ・アルバとルイス・スアレスをベンチスタートとし、トーマス・ヴェルメーレンとムニル・エル・ハッダディが今季初の出場を果たした。

過去ムニシバル・デ・ブタルケで赴いた2試合で8ゴールと相性のいいバルサは、今試合でも主導権を握る。12分にリオネル・メッシが複数のDFを引き付けると、フリーとなったフィリッペ・コウチーニョにラストパス。トラップが浮いたものの、ペナルティアーク内からコウチーニョが右足でシュートを決め、バルサが幸先よく先制に成功する。リードを奪ったバルサがその後も圧倒するかに見えたが、徐々に主力と控え組の差が生じ始める。先発起用となったムニルは最前線で存在感を発揮できず、ヴェルメーレンは慣れない左サイドバックで最終ラインとの連携が思うようにいかなくなる。

後半に入ると連携のギャップが顕著に表れ、52分にマークの受け渡しに失敗しフリーとなったナビル・エル・ザハルにヘディングシュートを叩き込まれ、同点に追い付かれてしまう。意気消沈し、守備面の確認を獲る暇もなく、1分後にはバルサに再び悲劇が訪れてしまう。ディフェンスラインの背後に送られたロングボールを、ジェラール・ピケがまさかのクリアミス。オスカル・ロドリゲスに押し込まれ、わずか2分間で2失点を喫し逆転されてしまう。後がなくなったバルサは、温存していたアルバとスアレス、そして新加入のマウコムを一気に投入。ゴールを奪いに猛攻を仕掛ける。しかし、ほぼ全員が守備に回ったレガネスの牙城は堅く、あと一点がなかなか奪えない。最後まで追加点を挙げれなかったバルサは最下位レガネスにまさかの敗戦となり、今シーズン初の黒星となった。

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