アルモーラJr.がサヨナラ打 カブス地区首位をキープ

【パイレーツ6-7xカブス】@リグリー・フィールド

延長10回の熱戦の末、カブスがサヨナラ勝ちでパイレーツを下し、地区首位の座をキープした。背後に0.5ゲーム差で2位ブリュワーズが迫るなか、負ければ首位陥落という状況のカブスは4回までに6点を奪い、5点をリード。しかし、5回表に1点を返されると、8~9回の2イニングでリリーフ陣が4点を失い、試合は延長戦に突入した。10回裏、カブスは四球と送りバント、進塁打で二死3塁の場面を作り、ここでアルバート・アルモーラJr.がレフトへのサヨナラタイムリー。なんとか勝利を手にし、ブリュワーズとの0.5ゲーム差を維持した。

カブスは1点ビハインドの1回裏にジェイソン・ヘイワードの8号2ランで逆転し、3回裏にはアンソニー・リゾーの犠牲フライとカイル・シュワーバーの押し出し四球で2点を追加。続く4回裏にはハビアー・バイエズとヘイワードのタイムリーでさらに2点を追加した。ところが、8回表に登板した3番手のカール・エドワーズJr.が2四球で一死1・2塁のピンチを招いて降板し、4番手のスティーブ・シーシェックが二死満塁からエリアス・ディアスに2点タイムリーを浴びて2点差。9回裏には5番手のジャスティン・ウィルソンが一死2・3塁からスターリング・マーテイに2点タイムリー二塁打を浴び、同点に追い付かれた。最後はアルモーラJr.のタイムリーでサヨナラ勝ちを収めたものの、絶対的クローザーを欠くなかでの戦いに不安を残す一戦となった。

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