ジュエリー店で不思議な出会い続く 保護ネコたちの幸せ願う

 長崎市諏訪町のジュエリー店「フィオレット」で、弱った野良猫を店で保護すると、飼い主がすぐに見つかるという不思議な出会いが続いている。
 始まりは開業直後の6年前。代表の渋谷久美子さんが弱った猫を保護して世話していると、店の前を通り掛かった人が「飼いたい」と申し出た。渋谷さんはその後も10匹以上を保護。看板猫として居ついたチョビ=写真左=以外は飼い主が見つかったという。
 3カ月前に保護した白猫のチビ=写真右=も、仕事で偶然通り掛かった東京在住の女性が気に入り、今月末に引き取ることに。猫たちの幸せを思う渋谷さんは「保護が必要な猫はもう現れないのが一番」と願っている。

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