いまさら聞けない...フェス用語の“超”基礎知識6選

いよいよ7月。

フェスシーズンの到来です。夏は音楽フェスがもりだくさん!

フェスは音楽を聴いて楽しむものですが、それ以外にも知っておくと一層楽しむことができる用語やマナーがあります。

今回は、この夏にフェスデビューの方はもちろん、よく耳にはすれど具体的には知らなかったフェス用語の“超”基礎知識をご紹介します。

いまさら聞けないライブ用語について

1.セトリ

これは「セットリスト」つまりライブの演奏曲順のこと。

わざわざ略さなくても…。とお思いの皆さん。これをあえて略すのが日本流なのです。

ちなみに焼き鳥で鶏の首の部分は「セセリ」と言います。

2.ヘッドライナー

大型の音楽フェスなどで一番の盛り上げ役となる一日の最終出演者のことを指します。

俗に言う「大トリ」のことです。

ちなみにファッションショーの終わりを飾るモデルのことを「ラストルック」と言います。

3.ヘッドバンギング(ヘドバン)

リズムに合わせて頭を上下に激しく振る行動を言います。
頭のみならず上半身ごと折りたたむ激しい上下運動もあります。

主にメタル系やビジュアル系バンドで見られます。
しかし、頭を振りすぎてアーティストを見るのを忘れていたり、頭が痛いなんていう事態にも。

ヘドバンするときは十分注意してください。

ちなみに優秀な人材を他社から引き抜いてスカウトすることを「ヘッドハンティング」と言います。

4.サーキットイベント

主に屋内の複数のライブハウスなどの会場を自由に行き来し、1日にたくさんのアーティストのライブを見て楽しめるイベントのことです。

リストバンドをチケット代わりに好きなライブ会場に移動して楽しみます。

最近では「YATSUI FESTIVAL!」がサーキット型フェスとして有名です。

ちなみにYATSUI FESTIVAL主催のやついいちろう氏は朝ドラの「ひよっこ」では俳優としてもいい味出してます。

5.ダイブ ※日本の大型フェスでは禁止行為です。

一度は耳にしたことがある“ダイブ

出演しているアーティストが観客に向かってダイブする場合や、観客をせりあげてダイブする場合もあります。

私自身も一度ダイブをくらったことがありますが、一人の人間が頭上から降ってくるというのはかなりの重力を受けます。

私はその場でカメが裏返しになったかのように何も出来ずに仰向けにひっくりかえり情けない姿になりました。

言ってみればプロレスのダイビングボディプレスを受けているようなものなので、軽い気持ちで前方に行くことをその日以来やめました。

ダイブといえばイギ―・ポップ。
NYのカーネギーホールでは誰も受け止めてくれず床に落下して心に傷を負うも、その翌年またダイブに失敗し骨折してしまう。でもダイブはやめられないらしい。

6.モッシュ ※日本の大型フェスでは禁止行為です。

会場の前方でおしくらまんじゅうの様に体同士を押し合うことです。

初心者は力いっぱい体をぶつけますが、それはNG行為。
その場の流れやリズムに合わせて体を動かすくらいの気持ちが必要です。

一人でも転んでしまった人がいればすぐに起こしてあげましょう。

モッシュはケンカではありません!ライブで一体感を味わうための行動です。

こちらはモッシュの中でも最も危険な「ウォール オブ デス
観客が左右に分かれ、曲が始まると全員が体ごとぶつかり合う危険極まりない行動。まるで暴動。

盆踊り文化で農耕民族の日本人にはとてもじゃないけど向いていない!

まとめ

いまさら聞けないフェスの超基礎知識を簡単にまとめてみました。

生の音と共にわきあがる衝動は一緒に歌ったり、人の邪魔にならぬよう自分らしい表現で発散してください!

みんなで楽しめるライブにするために一番大切なマナーとは、出演アーティストを含めて参加者全員に“敬意を払う”ことです。

譲り合い、助け合い”そして、“自分のことは自分で守る”、“自然の邪魔をしない

この3つさえ覚えておけば音楽フェスデビューは素晴らしいものになるでしょう!

おまけ

ちなみにアーティスト別のファンの通称もなかなか興味深いので、覚えておくと会話のきっかけになるかもしれませんよ。一部をご紹介します。

・THE ALFEE→アル中
・嵐→アラシック
・及川光博→ベイベー
・X Japan→運命共同体
・LUNA SEA→スレイヴ
・ONE OK ROCK →ワンオクロッカー
・レディー・ガガ→Little Monsters
・ケイティ・ペリー→Katy Cats
・ジャスティン・ビーバー→Beliebers

そのアーティストらしい通称がファンにも名づけられていますね。

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