トヨタは、8月のトヨタ、ダイハツ及び日野の生産、国内販売、輸出の実績を下記のとおり発表した。
国内生産台数実績
トヨタは、23.5万台(前年同月比101.6%)と、2ヶ月連続で前年同月実績を上回り、ダイハツは、6.6万台(前年同月比104.6%)と、5ヶ月振りに前年同月実績を上回り順調に生産台数を伸ばしている。
一方、日野は、11.9千台(前年同月比95.5%)と、前年同月実績を下回る結果になったが、乗用車、商用車をあわせた3社の合計生産台数は、31.3万台(前年同月比101.9%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を上回った。
国内販売実績
トヨタの国内販売台数は、11.1万台(前年同月比101.1%)と、わずかではあるものの2ヶ月連続で前年同月実績を上回る結果になったが、そのうち、レクサスブランド車の販売は、3,019台(前年同月比121.3%)と大幅な伸びを見せる。また、軽自動車の販売台数は、2,811台(前年同月比101.9%)となった。
軽自動車を除いたシェアは、46.3%(前年同月差+0.6ポイント)、軽自動車を含む全ての市場におけるシェアは、30.4%(前年同月差-0.4ポイント)だった。
ダイハツの国内販売台数は、4.36万台(前年同月比99.95%)、そのうち、軽自動車の販売は4.09万台(前年同月比99.0%)と、前年同月実績をわずかながら下回る結果となった。また、軽自動車市場におけるシェアは、31.3%(前年同月差-2.8ポイント)となり、軽自動車のシェアもわずかながら下落した。
日野は、5.3千台(前年同月比67.9%)と、前年同月実績を下回り、そのうち、普通トラックの販売は、2.8千台(前年同月比59.0%)と、前年同月実績を大きく下回る結果に終わった。そして、輸入車を除く最大積載量4t以上の普通トラック市場におけるシェアは、38.6%(前年同月差-6.4ポイント)となった。
3社の合計販売台数は、およそ16.0万台(前年同月比99.2%)と、2ヶ月振りに前年同月実績を下回り、軽自動車を含む市場におけるシェアは、43.9%(前年同月差-1.5ポイント)となり、特にトラックを中心と下商用車が足を引っぱる形になった。
輸出及び海外生産
トヨタは、中南米・欧州・アジア・オセアニア・中近東・アフリカに向けた輸出が増加し、14.6万台と、2ヶ月連続で前年同月比106.4%を達成。しかし、日野の輸出台数は、北米・中南米・欧州・アジア・アフリカに向けた輸出が減少し前年同月比74.7%と前年同月を下回る結果となった。
海外での生産台数は、トヨタが中南米とアジアで48.9万台と前年同月日101.9%。ダイハツはインドネシアで5.0万台(前年同月比173.7%)、日野は、アジアでの生産台数が増加し、4.3千台(前年同月比125.5%)となった。
3社の合計は54.4万台(前年同月比106.1%)と、2ヶ月連続で前年同月実績を上回るとともに、8月としては過去最高となり、日本国外での生産が増え続けているのがわかる。