【平成の長崎】フランスが核実験 県職員組合が抗議の座り込み 平成7(1995)年

 フランスが9月6日、ついに核実験を再開した。反対の世論が世界的に広がり渦を巻いている中での強行。実験データ蓄積のため、大国復活にかける威信…。そうした力の論理またも押し通された。

 県職員組合は6日、県庁玄関横で抗議の座り込みを実施した。
 8月に核実験を行った中国への抗議も含め、同日から3日間、毎日昼休みの30分間実施。
 同日は組合員ら約40人が「核のない地球を ストップ 核実験」と大書した横断幕を掲げ、座り込みに取り組んだ。
(平成7年9月7日付長崎新聞より)
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仏の核実験に抗議の意思を表し、座り込みをする県職組労組員=長崎県庁玄関横

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